はじめに:京都に広がるメルボルンカフェブーム
古都京都に、オーストラリア・メルボルンのカフェカルチャーが根付いているのをご存知ですか?「カフェの聖地」と呼ばれるメルボルンは、コーヒーの種類だけでなく、ミルクの種類や温度、泡の量、豆の種類まで細かくカスタマイズして、自分だけのコーヒーを楽しむ文化が根付いています。
近年、京都でもこのメルボルンスタイルを取り入れたカフェが続々とオープン。古い町家や現代的な空間で、本場さながらの本格コーヒーを楽しめるようになりました。寺社仏閣めぐりの合間に、賀茂川沿いの散歩の後に、そして日常のちょっとした贅沢として——京都のメルボルンスタイルカフェは、あなたの京都体験をより豊かにしてくれるはずです。
この記事では、京都で絶対に訪れたいメルボルンスタイルカフェを厳選してご紹介します。それぞれの個性と魅力を知れば、きっとすぐにでも足を運びたくなるはず!
1. Common Well(コモンウェル)- 四条烏丸
京都のど真ん中で味わう本格メルボルンスタイル
京都市中京区、四条烏丸エリアのHOTEL RINGS KYOTO 1階にある「Common Well」は、2021年9月にオープンした本格メルボルンスタイルカフェです。店名は「共同井戸」を意味し、かつて錦市場周辺で地域の人々が井戸を囲んで集い、文化と産業を発展させてきた歴史にちなんでいます。
コーヒーへのこだわり
Common Wellの最大の魅力は、ラテアート世界大会で2度の優勝を果たした下山修正氏監修のもと、本場メルボルンスタイルのコーヒーを提供していること。豆の種類、ミルクの種類や温度、泡の量まで、自分好みにカスタマイズできるのが特徴です。
エチオピアやブラジルなど世界中から厳選された生豆を使用し、一粒一粒に向き合いながら丁寧に抽出。豊かなアロマとなめらかな口当たり、そして広がる余韻を堪能できます。特に人気なのがオーストラリアでは定番の「フラットホワイト」。スチームミルクとエスプレッソの絶妙なバランスが味わえます。
フードメニューも充実
コーヒーだけでなく、モーニングからディナーまで楽しめる多彩なメニューも魅力。朝食には新鮮な京野菜と焼きたてのブレッドを使ったライトでヘルシーなメニューが揃い、定評のある吉田パン工房のパンを使用しています。
ランチタイムには、チェダーチーズをトッピングしたジューシーなハンバーガーやサラダボウルなど、オーストラリアで愛されるメニューがラインナップ。特に人気の「スマッシュアボカド」は、カンパーニュにたっぷりのアボカドとミックスナッツ、スパイスを加えた一品で、ヘルシー志向の方にもおすすめです。
ヴィーガン対応料理も豊富に用意されており、クリスピー豆腐に12種の野菜、フルーツ、穀物入りのサラダボウルなど、体に優しいメニューが揃っています。
空間デザイン
木の温もりが感じられる広々とした店内は、海外のカフェに来たようなおしゃれで洗練された雰囲気。ホテル併設のため外国人客も多く、国際的な空気感が漂います。植物が美しいテラス席もあり、天気の良い日はテラスでのんびりコーヒーを楽しむのも格別です。
カウンター席には電源もあり、作業や読書にも最適。市街地の中心にありながら、落ち着いた空間で集中しやすい環境が整っています。
アクセス情報
住所: 〒604-8114 京都府京都市中京区堺町通六角下る甲屋町393番地
営業時間: モーニング 7:00~9:30 / カフェタイム 11:00~17:00 / ディナー 17:00~22:00
定休日: 不定休
アクセス: 阪急「烏丸駅」・地下鉄「四条駅」から徒歩7分
Instagram: @commonwell_kyoto
2. 資珈琲(Tasuku Coffee)- 北大路
賀茂川沿いの”日常のワクワク”を感じるコーヒースタンド
賀茂川沿い、北大路橋西詰南側にひっそりと佇む「資珈琲」は、2021年12月にオープンしたユニークなコーヒースタンドです。一見するとカフェとは思えないラフで飾らないスタイルが、このお店の最大の魅力。
店主のストーリー
店主の河合資(たすく)さんは、オーストラリア・メルボルンでのカフェ文化に魅了され、約3年間メルボルンに移住。現地でカフェが街のハブとなり、日常の中に溢れるワクワク感を体験したことが、このお店を開くきっかけとなりました。
「カフェやコーヒーが街のハブになっていて、普段の生活の中で毎日こんなにワクワクする体験があることに驚いた」という河合さん。その体験をそのまま京都に持ち帰り、肩肘張らない自然体のカフェを実現しています。
メルボルンスタイルのコーヒー
資珈琲では、本場メルボルンの「Wood and Co Coffee」の豆を空輸して使用。エスプレッソベースのBLACK(アメリカーノなど)と、ミルクを加えたWHITE(カフェラテ、カプチーノ、カフェモカなど)から選べます。
特徴的なのは、時間とともに味の変化を楽しめること。一杯のコーヒーが冷めていく過程で、異なる風味が現れるのを感じられるのがメルボルンスタイルの醍醐味です。
ユニークな空間
あえてカウンターを設けず、バーと飲食スペースをシームレスにつなげた造り。ビールケースを椅子代わりにするなど、とことんラフなスタイルが心地よい空気感を生み出しています。
店内でも店外でも座ることができ、賀茂川の景色を眺めながらコーヒーを楽しむことも。特に朝のランニングや散歩の帰りに立ち寄る常連さんも多く、地元のコミュニティの拠点となっています。
アクセス情報
住所: 〒603-8132 京都府京都市北区小山下内河原町114
営業時間: 7:00~16:00(夏季は6:00~13:00)、火・水・木のみ17:30~20:30も営業
定休日: 日曜日・月曜日
アクセス: 北大路駅から徒歩3分、賀茂川すぐ近く
Instagram: @coffee_tasuku_coffee
3. mogu mogu – 北大路
京町家で味わうオーストラリアの家庭的な味
北大路駅から徒歩約20分、京町家をリノベーションした「mogu mogu」は、2020年6月にオープンしたカフェです。和の雰囲気とオーストラリアのカフェカルチャーが融合した、アットホームな空間が魅力です。
日本とメルボルンをつなぐ物語
店主のHIROさんは、メルボルンで和食を提供していましたが、今度は日本でメルボルンの食事を提供したいという思いからこのお店を開きました。「日本の皆さんにメルボルンの食事を味わってほしい」という願いが込められています。
料理とコーヒー
オーストラリアの家庭的な料理が楽しめるのが大きな特徴。カフェラテ(650円)をはじめとするコーヒーメニューのほか、メルボルンで愛されるフードメニューが揃っています。
京町家の和の雰囲気の中で、実家にいるような安心感を得られる空間。落ち着いた雰囲気でランチを楽しみたい方に特におすすめです。
アクセス情報
住所: 〒603-8165 京都府京都市北区西御所田町35
電話: 075-366-3332
営業時間: 火・水・日 8:00~15:00
Email: mogumoguinkyoto@gmail.com
Instagram: @mogumogu.kyoto
4. Manaia Coffee & Things – 鞍馬口
細かいカスタマイズで自分だけの一杯を
鞍馬口エリアにある「Manaia Coffee & Things」も、本格的なメルボルンスタイルのコーヒーが楽しめるお店です。
カスタマイズの自由度
こちらの店の最大の特徴は、驚くほど細かいカスタマイズが可能なこと。スチームミルク、ミルク、エスプレッソの割合を好みに調整できるだけでなく、熱め・ぬるめ、濃いめ・薄め、甘さなども細かくオーダー可能です。
少しずつミルクの配合が異なるメニューが用意されており、例えば「SHORT BLACK DOUBLE」(450円)など、自分の好みに合わせて選べます。コーヒーが苦手な方でも、ミルク多めにカスタマイズすることで美味しく楽しめます。
スイーツとの相性
コーヒーとスイーツの相性も抜群。新しい味に出会える「シングルオリジン」は、季節ごとに変わる豆の個性を楽しめます。
メルボルンスタイルカフェの楽しみ方
1. カスタマイズを楽しもう
メルボルンスタイルの真髄は、自分好みにカスタマイズできること。初めての方は、まずバリスタに好みや気分を伝えてみましょう。
- 濃いめが好きならエスプレッソ多めに
- ミルキーな味わいが好きならミルクの割合を増やす
- 熱々が好きなら温度を高めに設定
遠慮せずに細かい希望を伝えることで、自分だけの完璧な一杯に出会えます。
2. 定番メニューを押さえる
フラットホワイト: オーストラリアを代表するコーヒー。スチームミルクとエスプレッソのバランスが絶妙で、なめらかな口当たりが特徴。
ロングブラック: エスプレッソにお湯を注いだもので、アメリカーノに似ていますが、注ぐ順番が逆なのでクレマが残ります。
ピッコロラテ: 小さめのカップで楽しむラテ。濃厚なエスプレッソの風味を感じられます。
3. 時間帯で違う楽しみ方
朝: 新鮮な気分でコーヒーを楽しむなら、モーニングタイムに。Common Wellでは7時から、資珈琲では7時から営業しているので、出勤前の一杯や朝活にぴったり。
昼: ランチタイムは、コーヒーと一緒にハンバーガーやサラダボウルなど、ボリューム満点のメニューを。
午後: カフェタイムには、ゆったりとコーヒーとスイーツを楽しんで。読書や作業にも最適です。
京都のメルボルンスタイルカフェが特別な理由
1. 本物へのこだわり
紹介したカフェの多くは、店主が実際にメルボルンで修業したり、長期滞在して現地のカフェカルチャーを体験しています。単なる模倣ではなく、本場の空気感やコーヒーへの情熱をそのまま京都に持ち帰っているのが大きな特徴です。
2. 地域との融合
古都京都の風情と、モダンなメルボルンスタイルが見事に融合。京町家をリノベーションしたり、賀茂川沿いという京都らしいロケーションを活かしたり、それぞれのお店が京都ならではの魅力を大切にしています。
3. コミュニティの拠点
メルボルンでカフェが街のハブとなっているように、京都のメルボルンスタイルカフェも地域のコミュニティスポットとして機能しています。常連さん同士が自然と会話を交わしたり、バリスタとの距離が近いアットホームな雰囲気が、日常に小さなワクワクをもたらしています。
まとめ:京都でメルボルンの風を感じて
京都のメルボルンスタイルカフェは、古都の魅力と世界のカフェカルチャーが出会う、特別な場所です。本格的なスペシャリティコーヒー、細かくカスタマイズできる楽しさ、そして心地よい空間——すべてが揃った京都のメルボルンスタイルカフェで、あなただけの完璧な一杯を見つけてください。
観光の合間に、日常のちょっとした贅沢に、大切な人との時間に。京都のメルボルンスタイルカフェは、どんなシーンでもあなたの時間を特別なものにしてくれるはずです。
ぜひ、この記事を参考に、お気に入りのカフェを見つけてくださいね。京都の新しいコーヒーシーンが、あなたの京都体験をより豊かで忘れられないものにしてくれることでしょう。



コメント