DEEPER COFFEEではオーガニックのコーヒー豆を使うことが多いですが、実際のところ200℃以上の焙煎で農薬の成分は消失してしまうのではという疑問もあり、調べてみましたので、皆様のコーヒー豆購入の参考にしていただければ幸いです。
☕ 無農薬コーヒーの主なメリット
- 健康リスクの低減
農薬は神経毒性・発がん性・ホルモン撹乱などのリスクが知られています。無農薬栽培ならその曝露をゼロに近づけられ、特に長期的リスクを抑制できます agriknowledge.affrc.go.jp+2note.com+2iyakukeizai.com+2。 - 燻蒸処理の回避
輸入品では害虫防除のためホスフィンや二酸化硫黄などで燻蒸処理が行われることがあります。無農薬・オーガニック認証の豆はこれらの処理が免除される場合が多く、化学物質曝露をさらに減らせます note.com。 - 環境・農業労働者への負荷軽減
農薬使用は土壌・水質汚染や生態系破壊を引き起こし、農作業者にも健康リスクを与えます。無農薬農法ならこれらの社会的・環境的負担を軽減できます note.com。
🔥 焙煎による農薬成分の挙動
1. 焙煎での残留農薬の大幅低減
- エチオピア産生豆に12種類の農薬成分を添加して検証した研究では、洗浄で14〜58%、焙煎では最大99.8%の農薬が減少し、多くはほぼ検出限界以下に減少しました sciencedirect.com+12pubmed.ncbi.nlm.nih.gov+12jglobal.jst.go.jp+12。
- 別の研究では、日本産 γ-BHC(ベンゼン化合物)は完全に消失し、クロルデンやピペロニルブトキシドなども90%以上が熱で分解されましたが、ヘプタクロルはわずかに(最大0.7%)残存しました bigislandcoffeeroasters.com+3jglobal.jst.go.jp+3researchgate.net+3。
2. クロルシフェート(グリホサート)の分解
- 焙煎温度(200℃以上)によりグリホサートは42〜74%以上減少、さらに最新報告では>73%の除去が認められています 。
🤔 つまり、焙煎で「ほとんど」は除去されますが…
- 完全にゼロになるとは限らず、化学構造によっては微量が残る場合もあります(例:ヘプタクロルなど一部有機塩素系) kingscoffee.com+6jglobal.jst.go.jp+6agriknowledge.affrc.go.jp+6。
- 焙煎前に洗浄や皮むき、発酵を含む加工も重要です。それを経て最終的に抽出(焙煎+淹れ)される際には、ほぼ検出されなくなるケースが多いとされています 。
✅ 総まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 無農薬コーヒーのメリット | 農薬曝露ゼロ、燻蒸処理の回避、環境・農業者にやさしい |
| 焙煎の効果 | 多くの農薬は90~99%以上分解。種類によっては耐熱性あり、わずかに残存の可能性あり |
| より安全に飲むには | 無農薬+十分な焙煎・抽出を行った豆を選ぶことが理想 |
📚 参考文献(論文・レビュー)
- Mekonen et al.による「家庭レベルの洗浄・焙煎・抽出で12農薬の99.8%除去」 note.compubmed.ncbi.nlm.nih.gov+1researchgate.net+1。
- 東京大学らの「γ-BHCは完全消失・クロルデン等は90%以上減少」 bigislandcoffeeroasters.com+2jglobal.jst.go.jp+2researchgate.net+2。
- グリホサートは200℃以上で42~74%以上分解、最新報告で73%以上除去 。
- 無農薬コーヒーの環境・労働者保護意義 。
🎯 結論
- 焙煎では多くの農薬成分が熱分解されるため、一般的な飲用では健康リスクは極めて低いと言えます。
- とはいえ、特定の化学物質は熱に強く、微量の残留が「理論的には」あり得ます。
- 無農薬豆(オーガニック認証)+適切な焙煎・抽出という組み合わせが、安全性を最大化する「賢い選択」と言えるでしょう。



コメント