【完全保存版】世界のコーヒーペーパーフィルター45ブランド徹底ガイド

──味わいを変える“紙の個性”を比較する特集記事──

コーヒー抽出の味を大きく左右する要素として、「ペーパーフィルターの選択」は非常に重要です。
同じ豆、同じレシピで淹れても、紙の質・厚み・繊維構造・漂白/無漂白・メーカーの加工技術によって抽出スピード、雑味の出方、アロマの立ち方が変化します。

近年は国内外で多様なフィルターブランドが増え、素材開発や加工のこだわりが進み、まさに「フィルター選びの時代」に突入。
本記事では、日本および海外の主要ブランド45社をすべて網羅し、特徴と味の傾向を体系的に解説します。


■第1章:日本国内の主要ブランド(全25社)

1. HARIO(ハリオ)

日本を代表するメーカー。V60専用フィルターは速い抽出が特徴。
・漂白:クリーン、明るい味
・無漂白:ややボディ感UP
・おすすめ:浅〜中煎り

2. Kalita(カリタ)

台形ドリッパー専用フィルターで、安定感と濾過力の高さが魅力。
・厚みがあり、雑味を抑える
・万人向けの味わい

3. コーヒーサーバー(CAFEC)※三洋産業

“ペーパーの研究所”と言えるメーカーで、**焙煎度別フィルター(浅煎り・中煎り・深煎り)**が画期的。
・浅煎り用:高速抽出
・深煎り用:ゆっくり落とす

4. 高品質OEM製造メーカー(大一紙工、丸佐製紙、福井紙業など)

多くの自家焙煎店のオリジナルフィルターを手がける裏方メーカー
・硬質ペーパー、厚口紙などバリエーション豊富
・一部ブランドは実質的にここが製造

5. 無印良品(OEM)

クセが少なく万人向け。
・軽い口当たり
・価格重視ユーザーに人気

6. Kono(珈琲サイフォン株式会社)

円すい型フィルターは蒸らし〜抽出が安定し、しっかりコクが出る。
・ネル寄りの味
・中深〜深煎りユーザーから高評価

7. 山崎実業(towerシリーズ)※OEMフィルター含む

シンプルだが紙質が硬めでドリップスピードが遅め
・しっかり濾過
・雑味の少ない味へ

8. UCC(上島珈琲)

家庭用台形フィルターの定番。
・味はマイルド、再現性が高い

9. KEY COFFEE

同じく家庭向けで扱いやすい。
・抽出速度が安定
・万人向けのクリアテイスト

10. カルディ(KALDI)OEM

コスパ重視で初心者にも人気。
・若干濾過力が高めで雑味が出にくい

11. ORIGAMI(オリガミ)

オリガミドリッパー専用フィルター。
・繊維が粗め→スピーディな抽出
・浅煎り向き

12~25. その他日本の小規模ブランド/ロースター独自フィルター

以下はOEMまたは自社企画で個性あり。

  • BUONO FILTER
  • CAFICT(カフィクト)
  • HMM Japan
  • 森乃珈琲フィルター
  • 山年園
  • miir + OEM
  • 琥珀フィルター
  • 日本フィルターペーパー工業
  • コーヒーハック用各種OEM
  • SUEHIRO PAPER WORKS
  • Tsubame Coffee Filter
  • RIVERS(リバーズ)
  • コーヒーカウンティ特注
  • Glitch Coffee特注
  • Light Up Coffeeオリジナル
  • DEEPER COFFEE等のロースターOEM

ロースターのOEMフィルターは、
「特定の焙煎度向け」「抽出スピード調整」「硬めの紙で雑味カット」など、味の作り込みが強いのが特徴。


■第2章:海外主要ブランド(全20社)

1. MELITTA(メリタ)/ドイツ

世界で最も普及したフィルター。
・濾過力が高い
・雑味が非常に出にくい
・マイルドテイスト

2. Chemex(ケメックス)/アメリカ

世界で最も厚い紙(通常の約2〜3倍)を使用。
・極めてクリーン
・オイルカット性能が高い
・香りが立ちやすい

3. AEROPRESS FILTER(エアロプレス)

薄くて透過性が高く、スッキリ&軽い味
抽出スピードは高速。

4. ABACA FILTER(海外版CAFEC)

サステナブル素材「アバカ」を使用。
・紙臭さが少ない
・環境負荷が低い

5. FELLOW(フェロー)/アメリカ

Stagg X用フィルター。
・超微細繊維→雑味ゼロ
・浅煎りの甘さが出やすい

6. ORIGAMI(海外販売版)

日本製と同じだが海外で人気上昇中。

7. Timemore/中国

コスパ抜群。
・透過性高め
・軽い口当たり

8. SIBARIST(シバリスト)/スペイン

世界最先端のハイエンド濾紙メーカー。
・多層構造で高速抽出
・浅煎り専用のような透明感
・価格は非常に高価

9. CAFEC海外版

海外サードウェーブ市場で評価が高い。

10. Blue Bottle Japan OEM(海外工場含む)

・香りがよく出る
・濾過力は普通

11~20:その他の海外ブランド

  • Bodum
  • Wilfa
  • Kinto(海外展開)
  • BioBag(環境紙)
  • Cilio
  • Barista Warrior
  • RUIGAO(OEM)
  • Brewista
  • TORCH Mountain(海外販売版)
  • エコパルプ系フィルター(北欧中心)

海外では「サステナブル素材」「厚手で雑味ゼロ」「高速抽出」など、
特化型フィルターの開発が急増しているのが特徴。


■第3章:フィルター選びで味はどう変わる?

●1. 抽出スピード

  • 速い → スッキリ、浅煎り向き
  • 遅い → 濃厚、深煎り向き

例えば、

  • HARIO:速い
  • Kalita:遅め
  • Chemex:超遅い(厚紙)
  • SIBARIST:超速い

●2. 厚み

  • 厚い:雑味カット、クリア
  • 薄い:ボディ感が残る

●3. 漂白/無漂白

  • 漂白:クリアで紙臭さが少ない
  • 無漂白:甘さ、重さ、ナチュラル感

●4. 繊維素材(パルプ/アバカ/再生紙)

  • アバカ:強度と通水性のバランスが良い
  • 再生紙:環境負荷が低いが紙臭が出やすいことも

■第4章:どのブランドを選ぶべきか?(読者の目的別ガイド)

●浅煎り好き/フルーティさを出したい人

  • HARIO
  • CAFEC(浅煎り用)
  • SIBARIST
  • FELLOW

理由:高速抽出で、酸が綺麗に出る。

●中深煎りの甘さ・コクを出したい人

  • KONO
  • Kalita
  • CAFEC(深煎り用)

理由:濾過力が高く、ボディ感が増す。

●雑味ゼロのクリアコーヒーが飲みたい人

  • Chemex
  • Melitta
  • CAFEC(円すいTHペーパー)

●価格重視の人(コスパ)

  • Timemore
  • 無印良品(OEM)
  • カルディ(OEM)

●とにかく新体験・こだわり派

  • SIBARIST(最高級)
  • CAFECの焙煎別シリーズ
  • ロースター特注 OEM

■まとめ:ペーパーフィルターは“味を決める主役の1つ”

「フィルターなんてどれでも同じ」と思われがちですが、実際は
抽出の速度・濾過・雑味・香り・口当たり
すべてに直結するコーヒーの重要パーツです。

ペーパーフィルターを変えるだけで、
いつもの豆が “別のコーヒー” のように感じられることもしばしば。

ぜひ本記事を参考に、
自分の焙煎度・好み・抽出スタイルに合ったフィルターを探してみてください。

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