FUGLEN KYOTO、北山通に待望のオープン
12月18日にオープンしたばかりのFUGLEN KYOTOに早速行ってきました。場所は北区の紫竹という、正直観光で来ることはまずないエリア。北山通沿いなんだけど、周りはスーパーとか普通の住宅街で、めちゃくちゃ地元感あります。
フグレンといえば東京の代々木や浅草で有名なノルウェー発のカフェで、私も東京行くたびに立ち寄ってたんですよね。それが京都にもできるって聞いて、ずっと楽しみにしてました。
店内に入ると、期待通りのヴィンテージ家具がずらり。1950〜60年代のミッドセンチュリーっぽい椅子やテーブルが配置されてて、北欧のシンプルさと温かみが同居してる感じ。京都の作家さんの陶器も置いてあって、北欧と京都のいいとこ取り?みたいな空間になってます。
コーヒーは東京の自社焙煎所から届くやつで、やっぱり安定の美味しさ。朝7時から開いてるので、モーニングで使うのもよさそう。焼き菓子もあって、ゆっくり過ごせます。18時までの営業なので夜はやってないけど、今後は京都のパン屋さんとコラボする予定もあるらしく、地元密着型を目指してるみたい。
オープン初日は結構並んでたけど、これから地域の人の日常に溶け込んでいくカフェになるんだろうな。観光地じゃない場所だからこそ、落ち着いて通えそうで嬉しい。また絶対行きます!

北欧・オスロ発の伝説的カフェ「FUGLEN」
「FUGLEN(フグレン)」は、ノルウェーの首都・オスロで1963年に創業したカフェ&バーです。
名前の“FUGLEN”はノルウェー語で「鳥」を意味し、象徴するのは“自由に飛び立つライフスタイル”。
その名の通り、フグレンは単なるコーヒーショップではなく、北欧の文化・デザイン・感性を発信する場として、世界中の人々を魅了してきました。
1960年代の創業当初、オスロでは「コーヒー=家庭で飲むもの」という時代。
外でコーヒーを楽しむ文化はほとんどなく、フグレンはその先駆けとなる存在でした。
北欧らしいミニマルで温かみのある空間づくりとともに、コーヒーを“体験”として提供したのです。
コーヒー・カクテル・デザインが融合する「3つの顔」
FUGLENが世界的に注目される理由は、単なるカフェの枠を超えた多面的なコンセプトにあります。
オスロ本店をはじめ、東京・浅草・京都などに展開する店舗では、次の3つの側面が調和しています。
① Coffee – ノルディックローストの先駆者
フグレンが提供するコーヒーは、いわゆる「ノルディックロースト(北欧焙煎)」スタイル。
一般的な深煎りとは異なり、浅煎りで豆本来の個性を生かす焙煎が特徴です。
ベリーやシトラスのような酸味、フローラルな香り、そしてクリーンで透明感ある味わい。
これらを引き出すために、フグレンは常に「焙煎と抽出のバランス」を追求しています。
焙煎は「Fuglen Coffee Roasters」として独立したブランドでも展開されており、世界中のスペシャルティコーヒー産地と直接つながり、豆のトレーサビリティを重視しています。
② Cocktails – 夜にはクラシックバーに変身
FUGLENは昼と夜でまったく異なる表情を見せます。
昼はカフェとしてスペシャルティコーヒーを提供し、夜になると照明が落ち、クラシックカクテルを提供するバーに。
バーテンダー文化の厚いオスロの伝統をそのまま継承しており、マティーニやオールドファッションなどのクラシックカクテルを中心に、上質な時間が流れます。
この「昼と夜で異なる顔を持つ空間設計」は、FUGLENが世界のカフェ文化に与えた革新的なアイデアの一つでもあります。
③ Vintage Design – 北欧家具と空間美
もう一つのFUGLENの大きな魅力が、ヴィンテージ家具とインテリアデザインです。
1950〜60年代の北欧デザイン黄金期に生まれた家具を、オリジナルの状態のまま店舗に配置。
アルネ・ヤコブセンやボーエ・モーエンセンといった巨匠の椅子や照明が並び、まるで小さなギャラリーのよう。
さらに興味深いのは、店内の家具やインテリアの多くが実際に購入可能である点です。
FUGLENは「北欧デザインを日本に紹介するショールーム」の役割も担っているのです。
FUGLENが提唱する“コーヒーを通した文化”
フグレンの根底にあるのは「コーヒーを通じて文化を伝える」という哲学。
彼らにとってコーヒーは単なる飲み物ではなく、コミュニケーションとライフスタイルの象徴です。
そのため、店舗デザイン・照明・音楽・香りといったすべての要素が「心地よい体験」を生み出すよう設計されています。
特に東京・富ヶ谷店がオープンした2012年当時、日本のカフェ業界では深煎りが主流でした。
そこにフグレンが浅煎り文化を持ち込み、「明るい味わい」や「産地の個性」を伝えたことは、日本のスペシャルティコーヒーシーンに大きな衝撃を与えました。

世界に広がるFUGLENの風
現在、FUGLENはオスロ、東京、浅草、京都、そして海外の都市にも広がりを見せています。
どの店舗にも共通しているのは、「その土地の文化に溶け込むデザイン」と「普遍的なフグレンらしさ」の共存。
京都店では伝統建築と北欧家具の調和がテーマになっており、東京店では都会的ながらも温かみのある空間が演出されています。
フグレンのコーヒーは、世界中のカフェやホテルにも採用され、ブランドとしての信頼性も確立。
“Scandinavian style meets local culture”というビジョンのもと、北欧と各都市をつなぐ“文化の架け橋”となっています。
結論:FUGLENは「コーヒーのある暮らし」をデザインするブランド
FUGLENは単なるカフェでも、焙煎所でも、バーでもありません。
それは「人と文化をつなぐデザインのプラットフォーム」。
一杯のコーヒーの背景にある生産者、空間、時間、そして人の温度までもデザインする存在です。
北欧の美意識と、コーヒーの奥深さを感じたいなら、FUGLENを訪れることは最高の体験となるでしょう。
それは“飲む”だけでなく、“感じる”コーヒー。
フグレンは今日も世界のどこかで、静かに新しいコーヒー文化の風を吹かせています。



コメント